相談事例をご紹介します!

【目次】

 ◆創業を果たし活躍中の4人の女性経営者(作成:2024年12月)

  ・ラトビア・ヘイズ(大阪市中央区 バスアイテム専門店)

  ・Flower Days NAO(大阪市西成区 花屋)

  ・喫茶ソマ(大阪市東住吉区 喫茶店)

  ・E K Plus(大阪市中央区 出汁パック製造・販売)

◆創業を果たし活躍中の4人の女性経営者



作成:2024年12月

【事業者名】ラトビア・ヘイズ (大阪市中央区 バスアイテム専門店)

【主な支援】創業相談(融資)/ 小規模事業者持続化補助金 / 共済・保険制度

2007年5月創業

所在地:大阪市中央区内本町2-3-1

(実店舗・オンラインショップ)

 

https://shopping.latviahaze.com/

https://www.instagram.com/latviahaze/

「ラトビア製ブランドのアジア第1号店」

 

【事業者概要】

ラトビア・ヘイズ(大阪市中央区)は、日本で唯一のラトビア製バスアイテム専門店。ラトビア発ブランドのアジア第1号店として2007年に大阪市中央区で 開業し、石けんや入浴剤を独自ルートで輸入し販売している。創業のきっかけは、谷本瑞絵代表が「海外と日本の懸け橋のような仕事がしたい」という夢を持 ち、貿易業務の経験を積んでいた頃、ヘッドハンティングされ、単身ドイツに渡り、NATO空軍基地で米国車の販売を始めた。そこでラトビア空軍大尉から贈 られたラトビアのバスアイテムに魅了され、日本での独占販売権を取得しお店をオープンすることを決意。

 

【主な相談内容】

しかし当時は創業ノウハウもなく、大阪商工会議所の経営相談室に相談。開業場所の選定や許認可の取得、資金調達についてアドバイスを受け、日本政策金融公 庫から融資を受けることができた。その後、大商に入会し、共済・保険制度を利用。支部の経営指導員の支援も受け、小規模事業者持続化補助金も採択され、オ ンラインショップをリニューアルすることができた。2018年からは自社ブランド商品の現地生産を開始し、順調に事業を拡大している。

 

【代表者の思い】

「ブランド名の「ヘイズ」は英語で「霧」。霧の向こうに何があるかは踏み出さないとわからないけれど踏み出した人にしか見えない景色がある。これからも新しいことに挑戦していきたい」と谷本代表は語る。



作成:2024年12月

【事業者名】Flower Days NAO (大阪市西成区 花屋)

【主な支援】記帳や確定申告の方法 / グーグルビジネス登録 / 小規模企業共済 / 販売ロス低減

2017年9月創業

所在地:大阪市西成区鶴見橋1-5-30

(実店舗)

「仏花からアレンジメントまで」

 

【事業者概要】

Flower Days NAO(大阪市西成区)は、鶴見橋商店街にある花や墓花に強みを持つフラワーショップ。技術力を活かしたアレンジメントが評判である。

創業のきっかけは、花屋を営んでいた高松直美代表の父が急逝したこと。高松代表はいつか再び花屋を開業したいと30年間、修行し、国家試験のフラワー装飾技能士1級を取得した。定年退職後の夫もサポートしてくれることにもなり、2017年に創業した。

 

【主な相談内容】

創業前に、よろず支援拠点で創業計画書の作成支援を受け、日本政策金融公庫の融資を受けた。創業後は大阪商工会議所で記帳や確定申告の方法、グーグルビジ ネスの登録、小規模企業共済の利用など経営を進める上での困りごとを支部と本部の専門相談で支援を受けた。花屋最大の難点であるフラワーロスについても、 支部の経営指導員に相談し、近隣のスーパーに販売コーナーを作ってもらい、低価格で販売することでロスをなくすことにつなげた。

 

【代表者の思い】

「父親の教えの中で、仏事にこだわることでお客様が広告塔になってくださるという言葉を信じ、毎月1日と15日を大切に考えています。その結果、お客様の 来店頻度が増え、仏事に限らずアレンジメントフラワー、花束などの注文を頂けるようになった」と高松代表。夫婦の事業にかける想いや努力が、地域の方から 広く応援され、地域に根差した店舗運営が軌道に乗っている。



作成:2024年12月

【事業者名】喫茶ソマ (大阪市東住吉区 喫茶店)

【主な支援】創業セミナー / 開業スクール / 創業融資 / 小規模事業者持続化補助金

2020年9月創業

所在地:大阪市東住吉区西今川1-9-25

(実店舗)

「非日常を味わえる古民家カフェ」

 

【事業者概要】

喫茶ソマは、古民家を改装した喫茶店(大阪市東住吉区)。住宅街の路地裏にあり、店内は大正時代の家具であつらえ、玄関には円窓、奥には坪庭があり日常を 忘れられる空間となっている。厚焼きタマゴサンドやクロックムッシュ、にがめキャラメルのしっかりプリンが同店の人気メニュー。

 

【創業のきっかけ】

創業のきっかけは、和田里美代表がコーヒーに興味持つようになりカフェに通っているうちに「人がつながっていけるような場」が作れたらいいなと思うようになったこと。40代を過ぎた頃に意を決して脱サラし喫茶店の経営に乗り出した。

  

【主な相談内容】

飲食業は未経験でもあり、まずは創業ノウハウを学ぶため、大阪商工会議所主催の創業セミナー、開業スクールを受講した。支部の経営指導員のサポートも受 け、日本政策金融公庫から借り入れし、2020年に開店。開業後は、小規模事業者持続化補助金にも採択され、ウェブサイトも作成できた。その結果、ウェブ サイトの閲覧数も多くなり、集客に有効だった。

 

【代表者の思い】

 「小さい店ですが、お客様に信頼していただける店であることを大切にしている。創業を振り返ると、創業も大変だったが、事業を継続していくこ とを模索する日々である。お客様には日常の身近にある非日常を味わっていただける喫茶店でありたい」と和田社長は話す。



作成:2024年12月

【事業者名】E K plus (大阪市中央区 出汁パック製造・販売)

【主な支援】創業融資 / 小規模事業者持続化補助金

2021年2月創業

所在地:大阪市中央区大手通1-4-2

「旨み出汁で美味しいしあわせ届ける」

 

【事業者概要】

E K plus(大阪市中央区)は、出汁パックの製造メーカー。「絹乃屋」のブランドで、贈答用なども商品に加えて事業を展開している。百貨店の催事などで販売中。

 

【創業のきっかけ】

創業のきっかけは、無類の料理上手であった木原真由代表の祖母の存在。祖母の秘伝の旨み出汁を全ての家庭に届けたいという想いから同社は始まった。尊敬す る祖母の背中を追いかけるよう、季節に合わせて調合を変えたり、素材を変えたり、約10年間の研究を重ねた。その後、旨みだしをママ友に配ったところ、口 コミで評判となり、2021年に起業した。

 

【主な相談内容】

創業にあたり、大阪商工会議所の経営相談を利用。仕入れや設備資金調達のため、日本政策金融公庫の融資を受けることができた。支部の経営指導員の支援もあり、小規模事業者持続化補助金に採択され、新商品開発や広告宣伝に活用した。

 

特に起業直後は、資金が回りにくいため、融資や補助金などの支援を受けることができたことが大きな助けとなった。その後も継続して大商の相談を活用しており、事業をスムーズに進めている。

 

【代表者の思い】

 「祖母から自然と教わったのは、「美味しいしあわせ」という笑顔のレシピ。食卓にはいつも笑顔があふれ、私は食事のひとときがたまらなく好き だった。食卓には、家族の絆をつなぐ力がある。『絹乃屋』の出汁で、多くの家族に美味しい幸せをお届けしたい」と木原代表は語る。